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無痛分娩体験レポート。ハル編。

私の子どもたちは、2人とも無痛分娩で産まれました。

2年前にハル、今年になってミツ。それぞれ一筋縄ではいかないお産となりました。

子どもがすんなり産まれることが、どれほど奇跡的で、感謝するべきことかと思い知らされた、2人の記録。

色あせないうちに、書いて残しておきたいと思います。

そんなわけで今回は、長男ハルが産まれた時の無痛分娩記録を、なるべく詳しく書きたいと思います。

これから無痛分娩を考えているお母さん方の参考になれば幸いです。

無痛分娩希望です、と言い続けて39週と5日目

いよいよ出産予定日も近づいた金曜日、1週間に1回の健診日でした。

なんか、規則的ではないけれど、ずいぶん腹が張るなぁと前日夜から何となく違和感を感じていました。

産院でモニターしたら、ハルは元気。しかしやはり張っている。

「けっこう張っているね。このまま本陣痛に移行するかもしれない」と助産師さんが先生と相談、からの、入院決定。

いよいよか、と。陣痛の怖さと、いよいよハルに会える!というワクワクを抱えたものの、結局その日は本陣痛に移行せず。微弱陣痛というヤツでした。

明日は、土曜日。

私がお世話になった産院では、リスクを考え人手が不足する夜間と休日は無痛分娩ができない決まりがありました。

まじかー。土日に陣痛きたら、無痛分娩できないじゃんかー。

しかも入院した夜も、次の日の夜も微弱陣痛は訪れ、そのたびにナースコールで看護師さんに知らせて、入院用に用意してもらっていた部屋から分娩予備室へ移動しモニターをとられました。

そのたびに恐怖だったし、けっこう、気まずかった。笑

もちろん嘘をついているわけじゃないし、張っていることは確かなんだけれど、そのうちに陣痛が逃げちゃってということを2日間繰り返したので。

こんなヒト他にいるの? 忙しいのに、迷惑かけてすみません。

そんな気持ちでいっぱいでした。

ついに来た本陣痛

日曜日の夜~日付変わって月曜の深夜1時。微弱陣痛とは比べ物にならん強さの鈍痛!

あら、しかも15分間隔。すぐさまナースコール。調べてもらったら、子宮口4cm。

本陣痛でした。

この時点で破水はしておらず。いよいよかー(2回目)。

本当に無痛分娩できなかったな、もうやるしかねぇという気持ちで分娩予備室へ移動。案の定、モニターで見たことない数値の張り。

この時点でこんなに痛いもん?

出産直前に、「死ぬー!」と叫んでいた妊婦さんの気持ちがわかった。(恐怖でした)

立ち合い出産予定だった夫には、一応ラインで連絡はしました。(初産だからすぐには生まれないよなー、朝になったら来てもらおう)と電話はせず。

ちなみに陣痛がどんなものかというと、下腹部から肛門に向かって大きな塊が力強く押すような感覚があり、それに伴ってひどい鈍痛が来る。そんな風に私は感じました。

便秘になったことないけれど、便秘のひどいのはこんな感じなのかしら?

(その塊が急にずるっと出てきたら痛いに決まってる!)という恐怖があり、それを何とか抑えようとずっとベッドに座って肛門を抑えていました。笑

人によって楽な体勢は違うと思いますが、私は座っているのが一番楽でした。

和痛分娩のタイミング

無痛分娩希望者は、無痛分娩が叶わなかった場合、強めの痛み止めを使って痛みを少しでも和らげる和痛分娩にできますよー、と説明は受けていました。

4時近くになって、子宮口を確認してもらったら5cm。この時点で「いてててて!」と陣痛の波が来るたび声を出す程には痛かったので、和痛分娩になる場合痛み止めはどのタイミングで使えるのか相談。

「このまま早めにお産が進んだら、産まれてくる感覚がわからなくなってしまうから薬使えなくなるかも」という担当助産師さんの言葉に恐れおののき、薬を使ってもらいました。

右の上腕に筋肉注射。ちなみにソセゴンという薬でした。

めっちゃ痛い。

血液が流れる静脈内に打つ注射と違って、筋肉&皮下&皮内注射は細胞が詰まっているところに無理やり薬を入れるので非常に痛いです。その看護師が下手なわけじゃないからね、どうか責めないでね。笑

あと筋肉注射は、薬を早く広げるために注射部位をモミモミします。

これもまぁ痛い。

体感としては、5分くらいでふーっと意識に白いモヤモヤがかかったようになり、眠りの世界に落ちる一歩手前で意識を保っている感じでした。

張りの痛みはまだ感じるけれど、確かに和らいだ、気持ちいい、このまま寝てしまおう。そう眠りの世界に行こうとするのですが……。

表現が難しいのですが、目を閉じているのに、今まで目を開けると見えていた景色が、ぐるぐる回って私に迫ってきて、眠りに落ちるのを邪魔する感じ。

ぐるぐるはその後も続いて、この薬の効き目が続いた7時ころまでにトータル3回リバースしました。

つわりで吐き慣れた私はもうリバースのエキスパートでしたから笑、そんな副作用はどうでもよかったです。

痛みが我慢できるくらいになって非常に楽。助産師さんありがとう。そう思うくらいには。陣痛はツラい痛みでした。

薬を使ってもらって、少しだけ休めた気がします。

担当してくれた助産師さんが「朝になる前に産まれそうだったら、旦那さんに鬼のように連絡してあげる!」と言ってくれて心強かった。笑

10分、5分と感覚が短くなって、7時頃にはもう痛み止めの効果も薄れたように感じてとてもしんどい。子宮口は7cm。夫がきたので、陣痛の波が来るたびに背中を押してもらいました。

夫は、(こんな強い力で押して大丈夫なの?)と思ったそうです。

出産後に見たら、背中の皮がむけていたから、相当強い力で押してもらっていたんだな。

この時に、「こんな痛い思いさせておいて、将来不良になったら許さない」とぶつぶつ言っていたらしいです。覚えてない。笑

夫が笑っていたように見えたのはそれか。

とりあえず痛みに苦しみながらも、

「今日は月曜日だから、朝9時になったら無痛分娩の麻酔入れてもらえる!」

それだけを頼りに頑張りました。

待望の無痛分娩スタート!

なかなか進まない時計をにらみ続けて9時。手術室オープン。待望の無痛分娩の始まり。

背中にちくちく刺される感覚があって、麻酔を入れますよーと言われて、じんわりあったかくなって足がしびれたなーと思った、その瞬間からもう痛みがない。

本当に? え、本当に?

痛くない。さっきのひどい痛みはどこへやら。
麻酔って、すごい。(語彙力)

しかし、体力は使い果たしてました。汗だく。

「朝ごはん食べられる?」と、助産師さんが運んでくれた朝食を2口食べたけれど、ソセゴンの影響が残っていたのか気持ち悪くなって再度リバース。すみませんでした。

1時間たって、子宮口全開。

同時に痛み止めの効果が薄れてきて、とたんにのた打ち回る私に夫が「ナースコールで看護師さん呼ぶ!?」

なぜかナースコール握りしめたまま「まだいい!!」と返す私。なぜ呼ばなかったのか。

そこから記憶はあいまいなのですが、直後に看護師さんきていきんでいいよ! と言われて待ってましたと波に合わせていきむ。

「赤ちゃんの心音下がりました」「えっっ!!(夫&私)」
「吸引するわ(医師)」「私お腹押します(助産師)」

一瞬、周囲がスローモーションになったように感じました。でも瞬く間に必要物品が揃えらて、助産師さんに上からお腹を思いっきり押され、背中を夫に支えられ、先生は掃除機みたいなの持って息子の頭に装着&吸引。

その時は何が起きたのかわからなかったですね。

そして「いきんでいいよ」と言われてから2回目の波で、ハルは産まれてきてくれました。

弱弱しいうぶ声をあげて。真っ青な顔で。

涙でハルの顔はよく見えなくなってしまったけれど、「ありがとうございました」と言ったのは覚えています。

後から、(ハルに酸素を上手に送ってあげられなかったんだなぁ)と後悔しました。

しかし、そこからが大変だった

あれだけ痛かったのに、足は痺れているから、麻酔は効いていたらしいとわかり驚愕。

後産がなんだかわからないまま終わりましたが、胎盤の乗ったノウボン(膿盆:銀色のソラマメみたいな形したトレー)が血の海。1L以上の多量出血でした。

ハルはひとまずその辺においといて、みたいな感じで私にかかりきりになるスタッフさんたち。続いていたらしい私の出血を止めるための処置がなされました。

血が足りない分を補うために点滴を500ml追加されました。普通、点滴ってポタっ、ポタっと落ちるじゃないですか? フリーフローと言うのですが、点滴見たらポタポタ落ちる部分が滝みたいにドーっと落ちていて、(あれ、私ヤバいのかな?)とふわふわした頭でうっすら感じました。

とにかく血圧を測られ、キズを縫うためにオペ室へ直行。あと少し出血が多ければ輸血だったそうです。

意識がモウロウとしていたみたいで、オペ室でのことはよく覚えていません。

まぁ、ハルはもう産まれたし、私もモニター見る限り血圧大丈夫そうだし、キズは今縫われているみたいだし、もうどうにでもなれという気持ちでしたね。笑

1時間ほどで処置が終わって2時間ほど分娩室で寝かされ、その間にハルと対面。夫がニコニコ抱っこしていました。

初めてのおっぱいをあげたら、ひとくち飲んだだけで眠ってしまい、そのままハルは新生児室へ。

私も麻酔も醒めたくらいの時間だし、自分の部屋に戻りましょうと促されました。

しかし立とうとしたら、めまいと耳鳴りで立てない。貧血で耳鳴りがするなんて初めて知りました。車いすで部屋に運ばれ、へとへとで眠りこけましたとさ。

一人目の出産を終えて

予定日を1日すぎたお産となりましたが、小さく産まれてきたハル。つわりでかなり痩せたからかなーと。

心音が低下したハル自身も大変でしたが、母体にもかなりのダメージが残りました。産後の

回復が早い、というメリットは、ハルの時にはなかったな。笑
とくに貧血は大変よ、マジで。

お産はどんな形であれ、リスクを伴うものだと学んだ出産体験でした。

それを親子で乗り越えて、こどもに初めて会えた時の喜びはヒトシオです!!

しかし、案ずるより産むがやすしだなんて、嘘だよな。
そんな出産体験でした。

2人目である長女ミツの出産記録も書きました。

無痛分娩体験レポート。ミツ編。この前は、長男ハルの時の無痛分娩の記録を書きました。 ハルの時は麻酔を使った時間が短かったので、出産後の私はヘロヘロでした。 ...

こちらは、最初から最後まで無痛分娩の恩恵を受けられた記録になります。

合わせて参考になれば幸いです。

終わり。